ここでは、ネック反りの簡易チェック方法と、その対処法であるロッド調整についてご紹介させて頂きます。
エレキギター ネック反りの簡易チェック/その前に
しっかりとチューニングした状態でないと正しく確認できません。まずは、エレキギターをしっかりとチューニングしましょう。
エレキギター ネック反りの簡易チェック/視認
まず、エレキギターを水平に置きます。目線はネックと水平になるようにして下さい。
この状態で、ブリッジ側からヘッド側に向けてネックを見てみましょう。
指板がハイポジション側からローポジション側に緩やかに上がって反っていれば「順反り」、逆に下がっていれば「逆反り」と判断します。
見方のポイントとして、やや斜め方向から指板の淵を見るようにすると曲がり具合が良くわかります。
エレキギター ネック反りの簡易チェック/フレットを使用する方法
条件は上記の方法と同じく、エレキギターを水平に置きます。目線はネックと水平になるようにして下さい。
次に、1フレットと最終フレットをそれぞれ押さえましょう。
この状態で中間付近にあたる12フレット上を見てください。正常であれば、弦とフレットとの間にわずかな隙間があるはずです。
この時に、隙間が大きく開いている場合は「順反り」、隙間が名刺一枚程度に近いくらいであれば「正常」、隙間が無く、完全にフレットと弦が触れている場合は「逆反り」と判断します。
この方法では、弦を押えるポジションを変えて、押えているポジションの中間あたりのフレットトップと弦との隙間を見ることで、ネックの局所的な反りも判定することができます。
また、1弦側と6弦側とで同じ方法でチェックしてみて、状態が合致しているかどうかを見ることでネックに「ねじれ」が起きていないかもチェックできます。
ただし、ネックのジョイント部でネックが起き上がってくる「元起き」等のネックジョイント部での問題の反りに関してはこの方法ではチェックできません。
エレキギター ネック反り/対処法 ロッド調整
ネックにはトラスロッドと呼ばれる補強用の金属製の芯が埋め込まれています。これを調整することで、ある程度のネックの反りを修正できるようになっています。
基本的にはトラスロッドは時計回りに回すとネックは「逆反り」傾向になり、反時計回りに回すとネックは「順反り」傾向になります。
ナットを回す時の注意点として、一般的に45度(1/8回転)ずつ回して様子を見るとよいとされています。
「順反り」傾向(反時計回り)に回す時は少し余裕を持って多めに回し、最後に時計回りに側へ軽く戻して終わるといいと言われています。
Gibson LPタイプのネックの場合、弦を張ったまま作業できます。コチラの場合はネックの状態を見ながら調整していきましょう。
ネックエンド部にアジャストがあるタイプの場合はネックを外して調整しなければなりません。コチラの場合はネックに弦のテンションがかかっていない状態での調整になるので何度か付けたり外したりを繰り返す必要があるので、慣れるまでは戸惑ってしまうこともありますね。
作業が困難だと判断した場合は無理をせず、プロのリペアマンに頼むか、身近に上級者の方がいるのであれば頼んでみるのもいいでしょう。
また、ロッド調整に限ったことではありませんが、調整時は故障や破損の原因になりえますので、なるべく無理な力を加えて作業しないよう注意しましょう。
エレキギター ネック反りの簡易チェック/後記
定期的にプロのリペアマンに調整してもらうのが理想的ですが、なかなかそうもいかないのが実情です。
無理や過信は禁物ですが、ある程度は自分のギターのコンディションを自己管理(チェック)できるのが理想的ですね。
正しい知識を身に着け、しっかりとコンディションを整えてあげることが愛機と長く付き合う秘訣です。
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